1年前ほど前から(社)日本瓦工事業連盟青年部さんと勉強会の企画をしており今回第1回目の勉強会が開催されました。
美濃瓦協業組合さんの工場を見学
多くの従業員さんで活気があります。
お寺の化粧瓦 老朽化した瓦を持ち帰りひとつひとつ復元していきます。
回収した瓦 驚くことに昔の瓦も今の瓦も技術に大差ないそうです。
今は緻密な温度管理と燃料の関係により高温で焼き上げますが、昔は時間を掛けて焼き上げ強度を保っていたようです。400年前の事。
鬼士による彫刻、スケッチを起こし鬼士の感覚により立体化していきます。
彫刻時から焼き上げまでの2割程度の縮みを計算して大きめに製作します。
彫刻には大変な労力と時間が必要となり経験豊富な鬼士でもが窯から出てくるまで不安だそうです。
“割れが生じると初めからやり直しますよ。当然です。”と若い鬼士さん。
これも鬼士さんの作品
以前、建築士会青年委員会のイベントでも使用させて頂いたミニ鬼瓦とその石膏型。
このサイズの鬼瓦ならお子様でも簡単に製作可能です。
その後、場所を移動し、強風に対する瓦の対策、瓦施工事例等を学ぶことができ
知っているようで知らない瓦をさらに身近に感じる事ができました。
主催頂いた方々は普段屋根で瓦を葺いている葺士の皆さんで慣れない講演会企画、進行等大変だったと思います。
とても良い企画でしたので今後も続けてほしいと思います。