兵庫県にある実大三次元振動破壊実験施設 E-ディフェンス
建物を揺らして地震に対する強度の測定等を行う施設で
TVのCM等で一度は御覧になったことがあると思います。
日本に振動台実験施設は3ヶ所ありますが規模、性能、大きさ共に最大の施設です。
実大の建物が入る扉。 どれくらいの大きさなのか検討がつきません。
開場まで時間があったので過去に実験をおこなった建物の展示を見学。
力学的に言われている通りの破壊が起こっている。
振動台実験を行うようになって建物の崩壊メカニズムの解析が格段に進歩しています。
このような施設・研究は世界でも日本だけです。
本日の実験。
昭和38年築の木造2階建校舎。
2棟に分け そのままの試験体 と 補強をした試験体にて試験を行う。
解体前の校舎の黒板には ”木造校舎ありがとう” の文字が 愛されながら解体された事がよく分ります。
黒板は補強実験体にそのまま掲げられていました。
構造的に見ると明らかに筋交いが少ない。
試験体とご対面。
しかしすごい施設。 木造2階建ての校舎があの大きさ。
実験は震度6の揺れを横方向に40秒加振。1階柱が壊れると予想される。
予想通り破壊。
倒れていないのはワイヤーで倒れないようにしている為で
ワイヤー無しでは自立できていない状態で実際は崩壊状態です。
下記サイトにて動画をご覧いただくことができます。
神戸新聞のHP
終わってみて、とても貴重な経験でしたが、
1日掛けて来た割には40秒で実験終了。又、建物が崩壊する所も見れなく
なんとなく物足りなく感じたのは私だけでしょうか。
補強体の実験は後日で非公開だそうです。