例年にない寒波の影響と悪天候が続き
土壁の家は予定を大幅に遅れています。
今日は久々の快晴。
土壁の裏塗りを行います。
現場で再度土を練り直し 硬さの調整をします。
土は生きているので とても大切な作業です。
職人さんが素早く 土を付けていきます。
手元に土が無くなると 下から投げてもらいます。
絶妙なコンビネーション。
投げる方も相当な技量が要求されます。
見ていて気持ち良いですね。 退屈しません。
土壁を付けると 反対側の先月塗った土壁がぐんぐん水分を吸収します。
反対側から見ると 貫や筋交いが入っている部分を残し 色が濡れ色へ変わっていきます。
ちまたでは 薄塗(2~3㎜)珪藻土や、コンマ数ミリのクロスで調湿をPRしていますが 疑問です。
調湿に関して 厚さ60mmの土壁に勝る物は無いでしょう。
ではなぜ一般的に採用されなくなったかというと
高い技術を要する事と めんどくさい(工務店が)からだと思います。
日本の風土に合った良い物だと思うのですがねー。